少し前の話となりますが、
石川県の舳倉島にある電子基準点の復旧作業をお手伝いさせていただきました。

この島では、今年の元日に発生した能登半島地震の影響で停電が続いており、
観測が停止した状態となっていました。

通常なら定期船で渡島できる場所なのですが、
今後もしばらく船が再開される見込みがないことから、
臨時的にヘリコプターに機材を積んで現地に入ります。

作業内容としては、
停電状態でも観測が継続できるようソーラーパネルと設置するとともに、
取得した観測データを送信するための通信システムの導入となります。

滞在時間はわずか数時間‼️時間との勝負です。

なんとか時間内に設置完了し、正常に動作確認ができました。
その後も停止することもなく観測データが取得できているようで、
安堵しています😌

奇しくも、この日は東日本大震災が発生した3/11でした。
島内にはまだ津波の爪痕がそのまま残されており、
まだまだ完全復興までの道のりが遠いことを実感しました。。

被災地の１日も早い復興を祈るとともに、
今後もできる限りのお手伝いをさせていただければと思います。