そして最東端へ!
これまで、日本の最西端・最北端・有人最南端での作業を紹介してきましたが、
今週はついに最東端の地・南鳥島での作業でした。
弊社では一般の方が行けない、特別な場所での仕事もいただく機会があります。
(左写真:小笠原村HP)
東京から約1,860km。
南鳥島には自衛隊機で運んでもらう必要があります。
今回乗せていただいたのはUS-2機。
海上救難機としても活躍する世界でも貴重な航空機だそうです。
絶海の孤島で携帯電話も通じないことから、
観測局のデータは衛星通信を介して転送されています。
今回はそのシステム更新等の作業でした。
本土から離れていることもあり通信可能な方向を探すのに苦労しましたが、
なんとか感度が出る場所を探し出し、無事に作業を完了できました👍
・・で終わってもつまらないので、島の様子を少しご紹介します✨
滞在中は気象庁の観測所に宿泊させていただきました。
ここでは地上気象や高層気象のほか、地球大気の汚染具合を観測しているそうです。
職員の皆さんとってもフレンドリーで、
貴重な気象ゾンデの放球の様子も見学させていただきました🎈
最東端だけあって朝も早く、この時期の日の出は朝4時くらいです。
”最東端”=”日本で最初の日の出ゲットだぜ❗️”と喜んでいたところ、
気象庁の方から「北海道の方が早いですよ」のツッコミ💦
調べたところ、確かに根室の方が20分近く早いというオチでした😱
地軸が傾いている影響ですが、さすが気象庁職員です👏
↑の日の出写真にも写ってますが、
春から夏にかけて島ではアジサシの子育て真っ最中とのことで、
海岸に出るとものすごい数の鳥たちに囲まれます🦅
ち、ちかい!💦
「お前、見ない顔だな。どこからきた?」と言わんばかりの迫力に負け、
早々に退散してきました💨
南鳥島の”最東端の碑”は地図帳にも載ってますが、
実はひっそりと”最南東端の碑”もあるのをご存知ですか?
私は4回目の渡島でしたが、今回が初めての発見でした😅
元々は”最南東端”の方が先に作られたそうですが、
”最南東”は起点によって場所が変わるので作り直したのかも…
またまた気象庁職員の冷静な分析でした👏
帰りは硫黄島に1泊での帰還。
燃えるような夕焼けが印象的でした。
ということで、旅行記のような記事になってしまいましたが、
ちゃんとミッションもクリアしてます💦
特殊離島での作業は、
簡単に行けない場所で仕事ができるやりがいと、
失敗が許されないプレッシャーを感じながらの対応となります。
自分1人で全て解決できないトラブルも発生します。
事前の準備はもちろん、滞在中の支援も含めて、
社員のサポートにも心から感謝の思いでした🙏