伊豆離島でラストスパート
夏からの比高測定業務もゴールが見えてきました。
最後は伊豆の離島シリーズです
伊豆諸島には、東京の竹芝埠頭から東海汽船のフェリーが毎日運航しています。
(夏場や土日はジェット船も運行)
そのスケジュールは、
(下り)夜に竹芝出港→翌朝に各島に寄港
(上り)午後に各島寄港→夕方に竹芝入港
そして竹芝に帰ってきた船にまた乗船すれば…
そう、つくばに戻らずに諸島巡りができてしまうのです
ということで、伊豆の5島を1泊6日(船中4泊)の
弾丸スケジュールで回ってきました
せっかくなので訪問した島を少しご紹介します。
【御蔵島】
断崖絶壁に囲まれた孤島です。
背丈もある草をかき分けて現場へ向かいます…
島の集落は急斜面を切り拓いて作られており、
そこらじゅう坂だらけ…よく開拓したなと感心します。
めちゃくちゃ足腰が鍛えられそう
また、江戸末期に島の沖で米国の漁船・ヴァイキング号が座礁し、
島民総出で援助したという事件も起きていたそうです。
串本沖で座礁したトルコのエルトゥールル号の話は有名ですが、
同じような救助の歴史が人知れずあったんですね。
当時島民250人が400人以上の外国人を助けたという人道精神が凄いです
【三宅島】
作業の時だけ土砂降りという天気運の無さに涙…
そしてここでも自然の勢いに飲み込まれる電子基準点…
大量のヤブ蚊たちの洗礼を受けたのでした
三宅島では作業する点が4箇所あったため、
今回のシリーズでは唯一、上陸しての宿泊でした。
ということで、いつもの朝ランでリフレッシュ
4点のうち1箇所では屋上にある点のアンテナケーブルの交換作業。
ケーブルを通すために架台を一度解体し、
1Fまで約30mもケーブルを這わせてバテバテ
いい汗かけました
【新島】
新島では謎の「モヤイ像」たちの歓迎を受けられます
新島方言の『もやう』(力を合わせる、助け合うの意)という意味を込めて、
島を盛り上げるために、島外から来た方たちが作ったそうです。
決して「モアイ」じゃないので注意です
この島はサーフィンの聖地でもあり、不思議な色をした海や、
パルテノン神殿風の露天温泉(無料)なども見処のようです
入る時間がなかったのが残念。。
【式根島】
ここでも再びヤブ蚊の洗礼
気のせいか、島の蚊は本土より凶暴な気が…
腫れと痒みが半端ないのでムヒ必携です
帰りの船を待っていると、
島と島を繋ぐ虹の架け橋が!
Over the rainbowが頭に流れる素敵な時間でした
写真だと分かりずらいですね
【利島】
そして最後となる利島でもひたすら雨
最後の最後で事故を起こさないよう慎重に作業を行いました。
雨で景色も見えないので、島の資料館でお勉強。
利島は椿油の生産量が日本一なんだそうです
小さな島なのにすごい!
ということで、
なんとか期限前に伊豆諸島コンプリートしました
離島旅行記のようになってますが、
実際には短い上陸時間の中で作業を行い
バタバタ慌ただしい滞在でした
まだまだ島の魅力がありそうなので、
いつかゆっくり島旅してみたいものです
そして、その時はもっと天気に恵まれますように…